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戦後70年(2015年)をふりかえって

前半期(1〜6月)

東日本大震災と福島原発事故・その後
 2011年3月11日、大自然の猛威の前に為すすべもなく失われた数多くの命、そして人知の限界を超えた原子力の放射線が消えることなく大地や水や空気に拡散していく姿なき恐怖──が今も続いている。その大きな災害は、人間に己れの限界とたすけ合いの心の目覚めを呼び起こすきっかけになるはずであった。
 偶然とは思えない(使用済み核燃料を冷やす水槽が水漏れしていたとか)幸いによって、原発が更なる大爆発を起して関東一円が放射能で汚染する寸前であったとの報道では、危機一髪で救われた日本は「神様に守られている」との報道もなされていた。
 事実、世界各国から救援の手がさしのべられ、たくさんの義援金が寄せられた。とつじょ予期せぬ難儀不自由に見舞われた日本人が連帯と忍耐と礼節を失わなかった態度への感動と賞賛の声も寄せられた。個人的には東北人の平静さと忍耐力に敬服の思いを深くした。
 しかし4年を経た今は、政治経済が何よりも優先され、津波や原発事故さえ忘れ去られようとしているのではないか。あの津波と爆発の大節から何を学び何を前向きに決定したのか、その意味を今一度思い起こしてみなければ、かけがえのない命を失った多くの人々に対して申しわけが立たないのではないだろうか。
 一方、世界中が日本を注視しているなかで、ドイツは早々と原発廃止を決定し、すでに自然エネルギーの開発で大半の電力をまかなえる準備が整っているという。アメリカは新たに原発は造らないが、既存の原発は稼働を続けている。とはいえ、事故の洗礼を受けた日本がアメリカの言う通りに従う必要はないはずだ。
 私のような素人が軽々しく書けるテーマではないから、つい最近ネットや新聞で公開された情報を二、三紹介しておきたい。
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2015.3/12付毎日新聞2面 新刊書の広告から
 アメリカ人が知っていて日本人が知らない原発の真実! 
 『終わりなき危機』CRISIS WITHOUT END ~日本のメディアが伝えない、世界の科学者による福島原発事故研究報告書~単行本(ソフトカバー) – 2015/3/11
ヘレン・カルディコット(監修) (著), 河村 めぐみ (翻訳)
 全米で話題沸騰の書、緊急出版!
 日本のメディアが伝えない 世界の科学者による福島原発事故 研究報告書
「時計はもとに戻せない 私たちは汚染された世界に生きるしかない」小出裕章
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小泉元首相の発言
 原発事故から4年目の当日、小泉元総理大臣が福島の原発事故に関する講演で、原発の再稼働を進める政府の方針を批判した。
「事故から4年たったが、原因究明がきちんとされず、汚染水も『コントロールされている』と誰かが言っていたが、全然されていない。政府は『日本の安全基準は世界でいちばん厳しい』と言うが、ほかの国より何が厳しく安全なのか説明しておらず、それで再稼働しようということにあきれている」
 今後のエネルギー政策については「政治が『原発ゼロ』にカジを切れば、必ず自然エネルギーで経済成長できる国になる。実現可能な大きな目標が原発ゼロの社会だ」と政治主導で原発のない社会を実現すべきだという考えを重ねて示した。
 講演のあと記者団に対しての発言。「安倍総理大臣が『原発ゼロ』にしようと言えば、自民党の多数は協力するし、野党も協力する。一国の指導者として、自然エネルギー大国を実現する環境が整っていながら、やらないのは、もったいない」
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メルケル独首相の訪日と発言
 第二次大戦当時ヒトラー総統が支配していたドイツは日本・イタリアとの三国同盟で米英ソ連などの連合国に降参した敗戦国であった。そのドイツから来日したメルケル首相の発言。安倍首相の発言と比較して優劣を判断してみられたい。
「私は長年、核の平和利用には賛成してきました。これに反対する男性はたくさんいました。そうした男性たちは今日では、私の決定が遅すぎたと言っています。
 私の考えを変えたのは、やはり福島の原発事故でした。この事故が、日本という高度な技術水準を持つ国で起きたからです。そんな国でも、リスクがあり、事故は起きるのだということを如実に示しました。私たちが現実に起こりうるとは思えないと考えていたリスクがあることが分かりました。だからこそ、私は当時政権にいた多くの男性の同僚とともに脱原発の決定をくだしたのです。ドイツの最後の原発は2022年に停止し、私たちは別のエネルギー制度を築き上げるのだという決定です」
「悲惨な第2次世界大戦の経験ののち、世界がドイツによって経験しなければならなかったナチスの時代、ホロコーストの時代があったにもかかわらず、私たちを国際社会に受け入れてくれたという幸運です。どうして可能だったのか? 一つには、ドイツが過去ときちんと向き合ったからでしょう。当時ドイツを管理していた連合国が、こうした努力に非常に大きな意味をくみ取ってくれたからでしょう。法手続きでいうなら、ニュルンベルク裁判に代表されるような形で。そして、全体として欧州が、数世紀に及ぶ戦争から多くのことを学んだからだと思います」
「さらに、当時の大きなプロセスの一つとして、独仏の和解があります。和解は、今では独仏の友情に発展しています。そのためには、ドイツ人と同様にフランス人も貢献しました。かつては、独仏は不倶戴天の敵といわれました。恐ろしい言葉です。世代を超えて受け継がれる敵対関係ということです。幸いなことに、そこを乗り越えて、お互いに一歩、歩み寄ろうとする偉大な政治家たちがいたのです。しかし、それは双方にとって決して当たり前のことではなかった。隣国フランスの寛容な振る舞いがなかったら、可能ではなかったでしょう。そして、ドイツにもありのままを見ようという用意があったのです」

 民主主義と言論の自由について。
「私は言論の自由は政府にとっての脅威ではないと思います。民主主義の社会で生きていれば、言論の自由というのはそこに当然加わっているものであり、そこでは自分の意見を述べることができます。法律と憲法が与えている枠組みのなかで、自由に表現することができるということです」
「34〜35年間、私は言論の自由のない国(東ドイツ)で育ちました。その国で暮らす人々は常に不安におびえ、もしかすると逮捕されるのではないか、何か不利益を被るのではないか、家族全体に何か影響があるのではないかと心配しなければならなかったのです。そしてそれは国全体にとっても悪いことでした。人々が自由に意見を述べられないところから革新的なことは生まれないし、社会的な議論というものも生まれません。社会全体が先に進むことができなくなるのです。最終的には競争力がなくなり、人々の生活の安定を保障することができなくなります」
「もし市民が何を考えているのかわからなかったら、それは政府にとって何もいいことはありません。私はさまざまな意見に耳を傾けなければならないと思います。それはとても大切なことです」
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プロフィール

Author:万年哲学者(Always Philosopher)
 "万年哲学者" を自任する80代が半世紀かけて解明した"いのち" の真実を、若者たちに伝えるために発信するブログです。"真実" とは100年経っても価値を失わない発見や表現を意味しています。

 25年前の1991年には日本情報処理開発協会主催公募エッセイ「私たちのくらしと情報化」が最優秀賞を受賞したことがあります。(ブログ内で原文をリンク)情報を心の栄養とみて健全な知情意を育成するために必要な情報論を展開し、その後の急激な情報化の潮流に対して問題点を先取りした内容と自負しています。

 戦後70年にあたる2015年8月、ボランティアで続けてきたHP<戦争を語りつぐ証言集>(http://www.geocities.jo/shougen60/) が延べアクセス23万回となり毎日新聞でも紹介されました。戦争やテロほど生命を破壊する所業はありません。

 今後は "超人類" へ飛躍する未来をひらく「生命の哲学」に関連ある情報を提供したいと願っています。

 メール=shougen11910@yahoo.co.jp

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