記事一覧

「海ゆかば・・・」

 戦争中、日本人で知らぬ者のなかった和歌「海ゆかば・・・」海ゆかば水漬く(みづく)屍(かばね)山ゆかば草むす屍(かばね)大君(おおぎみ)の辺(へ)にこそ死なめかえり見はせじ(歌の解釈と感想) この歌には、戦争末期に大半の輸送船が米軍の魚雷に狙われて海底深く沈没し、乗っていた多数の兵隊たちの屍が水に漬かったまま白骨化してゆくさまを如実に表している。 一方、フイリピンやニューギニアなど南方の島々に派遣...

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岡潔:日本への熱い思い
/知情意の育成を願って

◆日本への熱い思い
  岡潔(おか・きよし)の名を、いまも覚えている人はどれほどいるだろうか。まして著書を読んだことのある人はごく僅かにちがいない。いまは亡き数学者・岡潔博士は、半世紀前の1960年代(昭和37~44年)戦後の教育のあり方について憂国の書を次々と世に問うたのだが、博士の提唱した情緒を中心とする教育論が読み継がれることなく、最近に至るまでほとんど復刊されなかったことを残念に思わずにはいられない...

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岡潔:きれいな情緒を発達させる教育

 岡博士のいう美しい情緒とは、本能から発する快・不快の感情ではなく、真善美の発見・創造に伴う悦びを意味している。真理の探究にせよ、芸術の創作・鑑賞にせよ、豊かな情緒の成長発展は決して環境を汚染するおそれはない。 きれいな情緒を発達させる教育が価値の源泉となるとき、際限のない物質的欲望に伴う自然破壊は停止するであろう。また自然や自他が一体化した社会では、食糧に限らず資源や情報を「独り占めしない掟」が...

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岡潔:60年後の日本と義務教育のあり方

 岡潔先生の『六十年後の日本』と題する文章は次のように書き出されている。この文章が書かれた年代から逆算すると「六十年後」とはちょうどこれからの近未来の日本を意味している。次に引用したい。「私は人というものが何より大切だと思っている。私たちの国というのは、この、人という水滴を集めた水槽のようなもので、水は絶えず流れ入り流れ出ている。これが国の本体といえる」「ここに澄んだ水が流れ込めば、水槽の水は段々...

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育児の秘訣<情緒の目覚めの季節>

 岡潔博士の教育論の独創性は、自らの人生経験の内省と二人の幼い孫の発育ぶりの観察 に裏打ちされた数学者らしい明晰さにみられます。子どもの内面的な生い立ちには、年齢に 応じて「情緒の目覚めの季節」があり、その季節に適した種を蒔かないと発育しないのは 植物の発芽・成長に等しいということです。 以下、著書の中から幼児教育のあり方についての要点を紹介したいと思います。  まず、道義 教育は数え年五つから始める...

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岡 潔:「親のしつけ」=教育はどうすればいいのだろう」より

(発信者より) このエッセイは、2002年2月に編集・復刊された『情緒と創造』(講談社刊)の中にも収録されています。家庭における幼児教育のたしかな処方箋を読み取ることができます。 このホームページに転載するに当たっては、岡先生の遺族(長女)鯨岡すがね様より快く承諾を頂いております。  岡 潔:親のしつけ 14年まえ、この奈良女子大に勤め始めたころ、男・女性がずいぶんちがっているということに気づいて、どう...

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プロフィール

Author:万年哲学者(Always Philosopher)
 "万年哲学者" を自任する80代が半世紀かけて解明した"いのち" の真実を、若者たちに伝えるために発信するブログです。"真実" とは100年経っても価値を失わない発見や表現を意味しています。

 25年前の1991年には日本情報処理開発協会主催公募エッセイ「私たちのくらしと情報化」が最優秀賞を受賞したことがあります。(ブログ内で原文をリンク)情報を心の栄養とみて健全な知情意を育成するために必要な情報論を展開し、その後の急激な情報化の潮流に対して問題点を先取りした内容と自負しています。

 戦後70年にあたる2015年8月、ボランティアで続けてきたHP<戦争を語りつぐ証言集>(http://www.geocities.jo/shougen60/) が延べアクセス23万回となり毎日新聞でも紹介されました。戦争やテロほど生命を破壊する所業はありません。

 今後は "超人類" へ飛躍する未来をひらく「生命の哲学」に関連ある情報を提供したいと願っています。

 メール=shougen11910@yahoo.co.jp

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